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催眠療法

催眠療法

どのような心理療法でも、どこかで催眠状態を用いています。なぜなら、催眠は無意識に働きかけるための最も効果的な方法だからです。
そもそも私たちは、なぜ“やめたいと思ってもやめられない”、“やろうと決意してもできない”のでしょうか? なぜ、無意識のうちに(衝動的に)間違った行動を起こしてしまうのでしょうか? それは、それらが無意識の指令によって行われているからです。
無意識の指令によって生じる行動を制御するには、無意識に直接働きかけて、誤ったプログラムを修正する必要があります。それをするのが催眠療法なのです。

私たちの意識には、顕在意識と無意識(潜在意識)とがあります。
顕在意識は普段私たちが自分で自覚できる意識です。私たちは、この顕在意識を用いて、物事を判断したり、考えたり、悩んだりしています。
一方、無意識は私たちが自覚できない意識で、ここには私たちが生を受けてから体験したことすべてが記録されています。また、個人を超えた叡智が蓄えられているとも言われています。
そして、無意識と有意識との力関係は9:1といわれています。私たちは普段たった10%にも満たない有意識しか使わないで、悩んだり、考え込んだりしているのです。

催眠療法では、意識の90%以上を占める無意識の力を引き出して、あなたの悩みを解決し、能力を開発します。

無意識をパソコンのハードディスク(HD)、有意識をRAMと考えると解りやすいかもしれません。最新の普及型パソコンでは、HDは80GB、RAMは256MB程度です。G(ギガ)はM(メガ)の1000倍ですから、HDはRAMの約300倍の記憶容量があります。
そしてHDの中には、入力したデータと、それを処理するためのソフトウェアが記憶されています。パソコンは何をしているかというと、HDの情報をRAMに一時的に呼び出して、何らかの処理をして、再びHDに上書きするか、新しいデータとして保管しているのです。

このHD(無意識)の情報をRAM(有意識)に呼び出し、処理するのが催眠療法です。
ここで注目していただきたいのは、催眠で呼び出される情報は、データもソフトウェアも、すでにあなたのHD(無意識)の中にあるということです。つまりセラピストは、あなたの無意識の中からデータ(能力、経験など)を呼び出して、あなたの無意識の中にあるソフトウェア(叡智、価値観、感性など)を使って、それを現在のあなたにふさわしいデータに書き換えるだけなのです。また、仮にセラピストが新しいデータを入力したとしても、それを処理するソフトウェアがあなたのHDの中になければ、機能することはありません。つまり催眠にかかっても、あなたは、操られてしまったり、自分の意志に反したデータ(暗示)を受け入れてしまうことはないのです。

潜在意識とコミュニケーションする道具はイメージです。潜在意識に言葉は通じません。頭で考えているときは、言葉で考えているわけです。だから、ほとんどの悩みは解決できないのです。頭で考えて、つまり言葉で考えて解決できないことは、イメージを描くことで潜在意識とコミュニケーションすれば解決できるのです。

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